どんなにきれいなビル・マンションでも、10年・20年と使い続けるうちに必ず劣化してきます。この劣化を食い止めるために、傷んでいる共用部分(外壁・屋上など)を、原状または実用上支障のない状態にまで回復させる大規模な工事が「大規模修繕工事」です。
ビルやマンションは、戸建て住宅に比べて非常に丈夫です。しかし、だからといってまったく劣化しないわけではなく、風雨にさらされるうちにさまざまな部分が傷み、さまざまな不具合を起こします。
コンクリートのひび | コンクリートは水を吸い込む素材です。長年にわたって風雨にさらされるうちにコンクリートは収縮と膨張を繰り返してひび割れ、そこから内部の鉄骨にサビが生じて、建物自体の劣化を招きます。 |
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階段などのサビ | バルコニーや階段の手すりなどは、経年劣化によってサビてきます。そのままにしておくと強度が低下し、事故につながることがあります。 |
防水機能の低下 | 経年劣化によって屋上などの防水機能が低下すると、雨漏りや鉄骨のサビなどを発生させる原因になります。 |
給排水管の劣化 | 給排水管は、経年劣化によって詰まったり、内部にサビが生じたりします。すると、水漏れや赤水などの原因になります。 |
大規模修繕を空室対策のために行うオーナーさんも増えています。
やはり、入居者にとって外観はまずその建物の第一印象を決める大切なもの。古ぼけたところよりも綺麗なところに住みたいと考えてしまうものです。そのため、外壁や共有部を大規模修繕し、綺麗にすることで入居希望者の印象を良くすることで、「住みたい」と思わせることができるかもしれません。
このような問題を防ぐために行うのが大規模修繕工事なのです。
劣化した建物は、劣化の度合いに応じて資産価値が低下してしまいます。大規模修繕工事は、快適な環境を維持するためだけではなく、資産価値の低下を防ぐ役割も持っているのです。
快適な環境を維持し、資産を守る大規模修繕工事は、ビルやマンションの住民・利用者の生活を守るために必須です。管理会社様やオーナー様は、住民や利用者の理解を得たうえで適切な工事を行いましょう。
藤和土建工業では、大規模修繕だけでなく、部分補修や外壁のリフォームも承っております。大規模修繕は予算が必要、けれども少しでも改善をしたい……そんなご要望にお応えします。
部分的な修繕をはじめとして、マンションなどの建物の外壁塗装・リフォームをまず行い、予算ができたら他の部分を行う、ということもできますので、まずは一度ご相談ください。